八月の末となり「酔芙蓉」の咲き出す時期となりました。 上の画像をは酔芙蓉の一日をつぶさに物語ります。 朝は白、真っ赤になってしぼむ。 この「つぶさに」と言う言葉ですが、普段は当たり前のように使うのですが、よくよく考えてみれば、特に辞書を引いた訳でもなく、うまく使える。 不思議とは思いませんか。 これが言葉(事葉、ことのは)の伝統の力と言わざるを得ない。 

 最近は「社内公用語」を英語とするなんぞと騒いでいる人を見かけますが、世の中が海外進出(国内では行き詰まっているので)が叫ばれる時代ですので、それも当たり前かと思いますが、普段当たり前にように使っています母国語を反省する人も少ない。 当たり前ですので、反省する必要なんぞは感じないのもこれまた当たり前かもしれませんが、ある時ふとなんで「つぶさに」なんて言葉の出たのかと思いますと、これは翻訳なんぞは出来ない言葉である事に気がつく。 同じ事が外国語でも言えるはずです、母国語を使う人は体感実感出来る言葉ですが、外国語に翻訳は出来ても、体感は出来ないはずです。

 俳句なんかも外国語でやっているのを知った事がありましたが、実に馬鹿げているとしか言いようがない。

  「洗濯を終にし頃にかみなりの」遊楽

 前書きが長くなってしまいましたが、八月末、満月、酔芙蓉に格別の思い出があります。 八月末の満月の夜が亡き母の命日となりました、そして丁度その頃に酔芙蓉が咲き初める。

 

 もう終わりにしようと思いつつ、ついつい追加してしまう酔芙蓉の朝のすがすがしい姿です。

 八月末から咲き出した酔芙蓉ですが、とうとう九月末となり急に暑さがどこかに消えて、涼しくなってしまいました。 それ故に下の画像のような姿を朝に見られるようになりました。 涼しさで昨日は酔い切れなかったか(^^♪。 またまた追加してしまいましたが、名残を惜しむ気持ちです。

 

         

      

 「季節の花 300」と題するサイトは実によく花について調べられていまして、時々参考にしています。 必ずお役に立つサイトのはずです。